子育て×哲学×社会学「この青空を、君へ」

父から息子へつなぎたい思想

人間的自由の条件-ヘーゲルとポストモダン思想-の要点引用ちょっとずつ

更新履歴 2022/09/15 近代の人間本質――「他者の欲望」と「普遍的承認ゲーム」 更新履歴 第一章 資本主義・国家倫理 『トランスクリティーク』のアポリア 資本主義というアポリア カントの「物自体」について 未来の他者とは誰か 「他者」の原理と超越項 資本…

辞めた先生は「いま」もいる

2019年4月から保育園に通い始めた息子。 当時1歳2ヶ月。 息子のことをとてもかわいがってくれて、息子もその先生が大好きだった。 ただ、2020年3月で保育園を辞めてしまい、4月からその姿を見ることはなくなってしまった。 最初は、 「きょう、まきこ先生い…

叱っても「ありがとう」で終わらす妻

また、妻の話。 以前こどもの「安全基地」になるという事を書いたが、その延長の話し。 ph.nowandhere.jp 妻と息子のやりとりを見ていて、なるほどなぁと思ったのが、叱っても最後は「ありがとう」で終わっていること。 こどもからすると、いいも悪いもあま…

学びにおいて「最小の努力」で「最大の結果」でよいのか

教育においてIT技術を活かしていく動きが活発になっている。特にここ数年は学習にAIを活かす流行になっている。 この事は良い面もあると思う。例えば、試験など短期的な目標があり、それまでに苦手を洗い出して効率よく潰したいという時は、AIの力を借りるの…

息子と寝床で「反省会」と「作戦会議」

以前も書いたが、僕が中学3年生から大学3年生までの約7年間父親が単身赴任をしていた。 ph.nowandhere.jp それでも毎週末家に帰って来て、夜中になると、近くのラーメン屋などに連れていってくれて、そこから父と息子タイムだった。 父はよく「反省会」やる…

「意味」が見つからないから良き生が送れないのではなく、 逆に、良き生を送れていないから「意味」にすがろうとするのだ

2019年この本を読んで、人生の「意味」の他に人生の「強度」という事を考えるようになった。 この世からきれいに消えたい。―美しき少年の理由なき自殺 (朝日文庫)朝日新聞社Amazon ボクら世代は、人生の「意味」を見出す事を良しとする教育を受けてきたので…

音楽が好きな人は前奏と後奏を大切にする

ある日の登園中の話。 自転車でいつもながら話してると急に 「息子くん、民衆のうたた好きだよ」と言い出した。 民衆のうたたとは、レミゼラブルの「民主の歌」のことで、クイーンの「We Will Rock You」や「ボヘミアンラプソディ」の次に息子がハマってる曲…

こどもには「ふわふわ」か「まんまる」がよいのか

こども向けにはまるみを帯びたものがいいとか、なにかの記事で低学年くらいまでは「自己投影」させやすいキャラクターが人気があるとのを読んだことがある。 たしかに、アンパンマンやドラえもんしまじろうなど不動の人気キャラクターを2歳の息子は好きだ。 …

4歳7ヶ月が死にたくないと泣いた日

今日の夕飯時、息子が「死にたくない」と泣き出した。 4歳7ヶ月にして、ついに「死」について考えるようになったんだなぁと思ったのと、 そうやって泣いている息子にかけた奥さまの言葉がなかなかよかった。 その傾向は、昨夜からあった 今日の昼、横断歩道…

客観的な<世界>は存在せず、関係の中に「世界」は起こる

前回、時間は「存在しない」時間は他者との関係性や相互作用から「起こるもの」という話をした。 ph.nowandhere.jp ph.nowandhere.jp そう考えると「時間」と同じく「世界」もそうなのだと思う。 世界も本当は無い。 世界も、自分と他者との関係性の中で起こ…