子育て×哲学×社会学「この青空を、君へ」

父から息子へつなぎたい思想

私たちである〈 私〉であり、〈 私〉である私たち

今月の100de名著は、ヘーゲルの『精神現象学』 指南役の斎藤幸平さんがヘーゲルの言う「精神」の定義をわかりやすく解説してくれている。 絶対的な実体である精神とはすなわち、「 私たち である〈 私〉であり、〈 私〉である 私たち」なのです。 ヘーゲルが…

もし、目的がなく資源が無限ならば戦略はいらない

私の会社はベンチャーなので、 常にリソースが足りない。 もっと人がいれば、 もっとお金があれば、 もっとリッチなツールが使えれば、、、 そんなことを常に思っている。 ただ、それは別にベンチャーに限ったことじゃないとも思う。 マネージャー駆け出しの…

論破ではなく、相手の土俵に乗りつつ自分の主張を通す

先日奥さまに言われた 「やっぱり上手いよね。相手の言うことうなずきながら、自分の言いたいこと通すよね。私はすぐ戦っちゃうから。。。」 先日不動産管理会社と議論になり、担当者と話した時のこと。 「背理法」って知っている?と妻に聞くと知らないと言…

私はいつも言葉を、詞を大切にしてきました-坂井泉水(ZARD)-

お題「人生で一番ハマったもの」 私はいつも、言葉を、詞を、大切に、してきました。音楽でそれが伝わればいいなと、願っています。#今日はZARD坂井泉水さんの命日#ZARD#坂井泉水 pic.twitter.com/gFsw6MicFO— ZARDbot (@ZARDbot) 2019年5月26日 永遠の憧れ…

息子がヒカキンさんから学ぶ感動の涙-そして宮台真司さんの「感染動機」を思い出す-

昨日寝床で息子に聞かれた。 「どうして、ヒカキンはマイクラでヒカキンハウス完成したら泣いたの?」 最近ヒカキンのマイクラ実況動画「ヒカクラ」を見ている息子。 youtu.be ヒカキンが、チートもコマンドも使わずに、一個一個ブロックを積み上げて、ヒカ…

「知識社会」とは、「知識が価値を失っていく社会」-田坂広志-

「知識社会」とは、「知識が価値を失っていく社会」 私淑する田坂広志先生の言葉だ。 ChatGPTがブームなので、私も少し触ってみた。私の質問の仕方が拙いのもあると思うが、検索の手間が省ける、検索した情報達からサマリする手間が省けるという価値は見いだ…

論理的に話すには、相手の『本当にそうなの?本当にそれだけ?』の疑問に答える

賢い人の秘密 賢い人の秘密 天才アリストテレスが史上最も偉大な王に教えた「6つの知恵」作者:クレイグ・アダムス文響社Amazon を読んだら、就職活動時にお世話になった高田貴久さんの「ロジカルプレゼンテーション」読み返したくなった。 ロジカル・プレゼ…

そのグラスは「本物」か?-「実体」は、わたしたち一人ひとりの個人的、主観的選択によって作り出されていることが多い

賢い人の秘密 天才アリストテレスが史上最も偉大な王に教えた「6つの知恵」作者:クレイグ・アダムス文響社Amazon これは、本当にそう思う。 p199(Kindle iPhone版でのページ) 世界中の人が一堂に会したとする。人々が囲んでいるテーブルには、小さくて深さ…

【所感】「進化」の本質は「多様化」-田坂広志 人類の未来を語る-

私淑する田坂広志先生の新著「田坂広志 人類の未来を語る」 読了したので、その所感を。 田坂広志 人類の未来を語る~未来を予見する「12の洞察」~作者:田坂 広志光文社Amazon 「進化」の本質は「多様化」 この言葉が、とても響いた。 それは、今の自身の…

田坂広志人類の未来を語る購入

我が師の新著が出版された。 今日の出勤帰宅時の移動で拝読する。 思えば、2010年に「使える弁証法」 事物の螺旋的発展 対立物の相互浸透 から着想を得て、 寺子屋(個別学習) ↓ 学校(集団指導) ↓ 集団的個別学習 という企画をして、そのアクセラレーター…

鶏口となるも牛後となるなかれ

中学生の頃、父親から言われた言葉 むしろ、鶏口となるも牛後となるなかれ 大組織で埋もれるくらいなら 小さい組織でもいいからリーダーになれ ということ。 ベンチャー企業の創業に参画した理由はいろいろだが その一つの理由はこれかもしれない。 ある集団…

262理論

転勤族だった僕は 小学校を3つ 中学校を2つ 通った 毎回、すでに出来た輪に入るため 八方美人に振る舞っていたところがある こどもながらの処世術 周りに嫌われないようにしようと振る舞った ただ、やはり 転校生の僕をよく思わない輩もいた その輩達とどう…

約束が果たされる事の奇跡

先日友人がこのような事を言っていて、 ほんとだなぁ〜と実感したこの数週間。 誰かと約束をして、 その約束が果たされる事って本当に奇跡だ。 今年は奥さまが永年勤続賞で特別休暇をもらったとのことで、 いつもより長い冬休みをとることになった。 本当は…

もし、このままひとりっ子だったなら

独身の頃、息子を持つ母親社員数名と 働く機会があった。 誰もがすごく息子のことを可愛がっている。 ふと、思った。 あれ、母からこんなに可愛がられたっけ? 誕生会を毎年家族で開いてもらうので そのタイミングで、母に聞いた。 こんなに可愛がられた記憶…

ひとは時間や空間を超えてつながっている

心理学者のユングによれば 集合的無意識によって 人はどこかでつながっているらしい。 最先端の科学的仮説 ゼロポイントフィールド仮説 そこには過去、現在、未来の情報が すべて格納されている磁場があるらしい。 波動は、 類似の周波数の波動と共鳴するら…

今日はすべきことがあまりにも多いから、一時間ほど余分に祈りの時間を取らなければならない-マルティン・ルター-

正直、昼飯くらいは1人の時間が欲しいと昼ごはんを一人で食べることが多い。 昨日は、執務室にいた社員に、自ら声をかけて一緒に昼ご飯に行った。 やっぱりほぼ仕事の相談で終わる(^_^;) ただ、それでも昨日は大丈夫だった。 UVERworldの「praying run」に触…

なぜ、建物越しに見える青空に心奪われていたかの意味がわかった

このブログのタイトルにもつけているように 僕は青空が好きだ。 でも、 「きれいだな」と言葉になる青空と 言葉にならず、ただ心がぱっと開ける青空がある。 その違いはなんだろうか。 建物越しに見る青空に心奪われるのである。 地上から見上げたビルの屋上…

準備と他力

高校受験の時の話し 推薦枠で第一志望を受けたが落ちた。 担任から一般入試は ランクを下げてもいいのではと言われた。 俺を落とすなんていい度胸だ 中学生の私は、好戦的だった(^_^;) ランクを落とすなんてあり得ない。 一般入試で必ず合格する。 そう決め…

レモンを渡されたら、レモネードにする努力をしよう

Photo by _mito_to この場合のレモンは ガラクタとか、不良品という意味。 要するに自分にとって好ましくない状況。 レモネードは 子どもが大好きな飲み物。 自分にとって 好ましくない状況が与えられても 好ましい状況へ変えていこう という意味 大学時代 E…

人生の分岐点でかけられた母の言葉②

父は、名言・格言で人生に指針をくれた 母は、人生の分岐点で背中を押す言葉をくれた 今日も、母のはなし。 新卒入社の会社を6ヶ月でやめた。 こんなに短期で辞めるのは初めてのこと。 就職活動では意気揚々と 世の中に貢献するんだ! と言いながら、たった6…

人生の分岐点でかけられた母の言葉①

父は、名言・格言で人生に指針をくれた 母は、人生の分岐点で背中を押す言葉をくれた 今日は、母のはなし。 大学受験で一浪した。 本当は、国立大学の教育学部に入り 学校の先生になりたかった。 現役の時、センター試験に失敗した。 それでも、第一志望の国…

マージナルマン境界に立つ人という生き方-寺島実郎:世界を知る力-

自分に専門分野がない。 という悩みを抱き続けてきた。 新卒入社のITコンサルの会社は8ヶ月で辞め 転職したのは外食 店舗で3年半、本部で3年半 店長経験と新店プロモーターの経験 本部では人材開発部で新規事業 その後転職して教育業界 ベンチャー創業に携わ…

『福岡伸一、西田哲学を読む』の新書版出ていたのか!

生物と無生物の間生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)作者:福岡 伸一講談社Amazon 動的平衡 新版 動的平衡: 生命はなぜそこに宿るのか (小学館新書)作者:伸一, 福岡小学館Amazon など、知的刺激をくれる福岡伸一さんが西田哲学と悪戦苦闘する良書が、新書…

「行動しない」という行動

昨日に続き、内田樹さんの「寝ながら学べる構造主義」より 寝ながら学べる構造主義 (文春新書)作者:内田 樹文藝春秋Amazon 人間の個別性をかたちづくるのは、 その人が 「何ものであるか」ではなく、 「何ごとをなすか」によって決定される、 マルクスはそう…

思ったほど主体的ではない私

「幸せ観」は多様化したが、 自分にとって何が幸せか?を突き止める その方法論は型があるのではないか そう思って、哲学の本を読み漁った 現代思想から下っていこうと考え まず、「構造主義」から手をつけた。 内田樹さんの『寝ながら学べる構造主義』 の一…

不自由な自由

今は多様性の時代と言われ、 世の中の共通了解が薄れつつあると思う。 高度経済成長期は、 いい学校、いい会社、いい人生 という 「幸せな人生」のロールモデル が存在したが、 今はそれだけが生き方ではない という価値観になりつつあるのは 肌身で感じる。…

移動時間がきらい

僕は、目的地に行くまでの 「移動時間」がどうも苦手だ。 本を読んでいればいいとか 映画を見ていればいいとか 移動時間中の過ごし方をいろいろアドバイスもらい、確かにそうなんだけどちょっと違う。 以前、西野亮廣エンタメ研究所の投稿で*1「不便益」を設…

あいかわらずなボクら

※2020年9月19日 この2ヶ月後に、実家近くに転居することになろうとは。。。 今日は半年ぶりに息子と帰省する。 帰省を自粛していたが、なぜいま帰省をしてもいいかと思ったか。 在宅勤務で基本不特定多数と接触していない 世の中の感染対策ノウハウが溜まっ…

「結果出した人」の言葉か「挑戦中の人の言葉」か

※2020年9月13日 またも、キングコング西野さんの記事より。 近大での卒業式でのスピーチが再生数1000万回を超えたようだ。 https://www.facebook.com/561609637376736/posts/1545806638957026/?extid=BPtDytMw8XQaGIvU&d=n このスピーチを引き受けるとき、「…

【4才8ヶ月】たし算ひき算は、湘南新宿ラインの車両で考える。

昨日、車でドライブの帰り。 妻が、後部座席で息子に算数の問題を出している。 妻:6+1は? 子:16! 1と6があるから、16と言ったようだ。 息子は、ほぼ毎日マインクラフトで遊んでいる。 RTMというMODを入れて、リアルな電車をマインクラフト上で連結させて遊…