子育て×哲学×社会学「この青空を、君へ」

父から息子へつなぎたい思想

「心を燃やす」とは別の「心の火を灯し続ける場所」が必要


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先日のセミナーで最後にこの動画が流れた。この動画は何年か前からいろいろな所で引用されるのでよく目にする。

本当に運動を起こそうと思うなら
ついて行く勇気を持ち
他の人たちにもその方法をしめすことです
スゴイことをしている
孤独なバカを見つけたなら
立ち上がって参加する
勇気を持ってください

最初の1人も大切だが、最初のフォロワーも大切で、フォロワーが孤独なバカをリーダーにすると。

思うのは、それでも、最初の「孤独なバカ」が出現しなければならず「孤独なバカ」が出現しやすい土壌があるかというのも大切で。

孤独なバカは、本当にバカなのではなく
孤独なバカも人間だから

勇気を持って、孤独なバカになろうとしている。

その勇気を支えてくれるものは何か?
といえば、心理学的に言えば
「安全基地」というもので

失敗したり、挫折したり、絶望したりしても
帰れる場所、守ってくれる場所、また一歩踏み出す勇気をくれる場所で。

その原点は「母親」だと言うけど
今の時代母親1人にその役割をさせるのは酷で

家族、兄弟、友人、地域、共同体、組織という所が安全基地として機能すべきだが

家族も核家族化し
地域コミュニティや共同体も近代化の過程で解体され
企業は終身雇用も年功序列も前提でなくなり、人材流動性が高くなり、成果主義が導入され、非正規雇用が増えている。

ファーストペンギン達が
失敗し、挫折し、絶望しても
また勇気を出して立ち上がれるコミュニティが作れるといいなぁ。

かく言う、自分自身もそういう安全基地が欲しい。。。

励まし合える仲間
(灯された火を激しく燃やす)はいるけど

失敗、挫折、絶望の淵にいる時に
ただただ充電をさせてくれるだけの場所
(灯された火が消えないようにする)が足りない。