子育て×哲学×社会学「この青空を、君へ」

父から息子へつなぎたい思想

4歳7ヶ月が死にたくないと泣いた日

今日の夕飯時、息子が「死にたくない」と泣き出した。
4歳7ヶ月にして、ついに「死」について考えるようになったんだなぁと思ったのと、
そうやって泣いている息子にかけた奥さまの言葉がなかなかよかった。

その傾向は、昨夜からあった

昨夜は「世界」という言葉が息子から出てきて驚いた。

昼間、お気に入りの公園の滑り台が修理中で壊れていた。
寝床で息子が聞いて来た。

息:「どうして、シューは壊れたのかな?」
私:「誰かが、TNTで爆破したんじゃないの?」
からかうつもりで、マインクラフトに出てくる爆薬の話しをした。

息:「この世界に、TNTはないでしょ!」
え?コノセカイ?(笑)

「世界」なんて言葉知っていることに驚いた。

私:「この世界ってなぁに?」
息:「ぼくが住んでいるこのマンションのこと」
私:「なるほどねぇ〜この世界とマインクラフトの世界はちがうんだね」
息:「マインクラフトはゲームでしょ!」

今日の昼、横断歩道にて

私:「危ないから止まって!」
息:「マインクラフトはずるいなぁ」
私:「なんで?」
息:「マインクラフトは、死んでもすぐ生き返るけど、この世界は死んだら終わりだから」
また、コノセカイ(笑)

それを受けて、今日の夕飯の会話だ

夕飯時に、昔の人の話しになる。
息:「昔の人は白黒だったの?」
母:「写真はね。ちゃんと色ついているよ」
息:「昔の人はもう死んじゃった?まだ生き残っている?」
(生き残るって(^_^;)
母:「生きている人もいれば、死んだ人もいるよね。人は長くて120歳くらいまで生きられるけど、50歳で死ぬ人もいるし、もっと若くて死んじゃう人もいるし」
息:「死にたくないよー」泣き出す

私:「なんで、死にたくないの?」
息:「だって、おれの骨がお墓に入れられちゃう」

そして、奥さまの励ましがまた良かった。

母:「死なない人なんていないから、死ぬこと考えるんじゃなくて、どう生きるかを考えるんだ!結果が全てじゃない。重要なのは、生きるプロセスなんだから!」

死ぬことをついに想像する年になったんだなという驚きと、
奥様の励まし方がまた驚きだった。

いま生きているのに死ぬな。
どう生きるか、その過程を楽しめ。

まさに気流の鳴る音のドンファンじゃん。

ph.nowandhere.jp

私:「パパはママのこういうところ好きなんだよ!パパはどう死ぬかばっかり考えていた人だから」
息:「うん」

最後は、ノロケで〆ておく。