子育て×哲学×社会学「この青空を、君へ」

父から息子へつなぎたい思想

「ポジティブ」と「無邪気」

もう、自分を鼓舞することはやめた。

「できる!おれならぜったいできる!」

と、ポジティブ思考をして
自分を奮い立たせ
挑戦し続ける自分をイメージして
進もうとすると

必ず同じくらいの熱量の不安に襲われる。
しまいには身体を壊した。

 「本当にできるか」
 「準備は足りてるか」
 「失敗したら立ち直れるのか」

田坂広志先生の著書

『運気を磨く』

には、こう書かれている。

本当に「良い運気」を引き寄せたいと思うならば、心の中をポジティブな想念で満たす前に、何よりも、心の中に数多く存在するネガティブな想念を消していかなければならない
Kindle No98)

ポジティブな想念で、ネガティブな想念を打ち消そうとするのではなく、ネガティブな想念自体に焦点を当てる必要がある。

ネガティブな想念が入り込まないように心の状態を持っていく。

「無邪気」

文字通り邪気が無い状態。

息子を見てると、本当にそう思う。
邪気が無い。

坂道を全力で走って下る息子
見てるこちらはひやひやしてしょうがない。

本人は

 怪我したらどうしよう?

なんてこれっぽっちも思ってない。

笑いながら、全力で走る。
しまいには転んで怪我するし、泣くが、後悔なんかしてない。

そして、また走り出す。

息子の姿勢から学ぶ無邪気。

鼓舞することをやめた代わりにどうしているか。

「まぁ、いづれにせよ、なんとかなる」

と思ってる。

うまくいっても、うまくいかなくても、
なんとなるし、うまくいかなくてもそれがゆくゆくは、良い方向に進むためのステップなんでしょ?

と解釈する様にしている。

そして、君へ

今の無邪気さを忘れないでほしい。

パパは、パパのおじいちゃんによく言われたんだ。

「お前は、いい星のもとに生まれたんだぞ」

って。

だからね、どんな事が起こっても

「いい星のもとに生まれたから、最後はなんとかなる」

って、信じられるんだ。

だって、お空からパパのおじいちゃんが見守ってくれているからね。