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「達成」から「省察」へ:予測不能な時代を切り拓く「省察的目標設定」という技術

目標を設定し、それに向かって進むことは大切だ。
しかし「達成のための目標設定」だけでは、可能性を狭めてしまうことがある。

「5カ年計画」が通用しなくなった日

20代の頃は、手帳に5カ年計画から、年間、月間、週間、日々の行動まで落とし込む方法を実践していた。

当時は、自分にとっての5年後の最大限はそこだと疑わず、確かに目標達成のためには有効だった。

だが、35歳を過ぎたあたりから変数が増え、40歳を超えて結婚や子育てが始まると、もはや5年先の世界は見通せなくなった。

想定外の変数をどう扱うか

コロナ、自然災害、世界情勢、AIなど、想定外の変数が次々に入り込む。

もはや「達成のための目標設定」だけでは立ち行かない感覚があった。

それでも、目標設定に意味がなくなったわけではない。
むしろ省察のための目標設定」が必要だと思う。

未来を縛るのではなく、今を切り拓くために

立てた目標と今を比べる。
想定通りだったもの、想定外だったものを見直し、そこから柔軟に方向を変えるための参照点(座標)とする。

目標は、未来を縛るためではなく、今を切り拓くためのもの。

他の可能性の種を撒きながら、今に心を込めて生きていきたい。


【補遺】未来に縛られないための「座標軸」

この記事で触れた目標設定のあり方は、LUTENのValue(行動指針)そのものである。

私たちはつい、目標を立てると「何がなんでも達成しなければならない」と、現在の自分を未来の奴隷にしてしまう。
しかし、世界は流転し、前提は常に変わり続ける。

だからこそ、目標の定義を書き換える必要がある。

計画 - 省察的目標設定 目標によって逆に未来に縛られてはならない。今を省察し、次の一手を打ち続けるための「座標」として目標を設定する。

目標とは、ゴールテープではなく、現在地を知るための「座標」に過ぎない。
そう捉えることで、私たちは「未達」の苦しみから解放され、変化する現実の中で常に「次の一手」を打ち続ける自由を得られるのだと思う。