子育て×哲学×社会学「この青空を、君へ」

父から息子へつなぎたい思想

論理的に話すには、相手の『本当にそうなの?本当にそれだけ?』の疑問に答える

賢い人の秘密

を読んだら、就職活動時にお世話になった高田貴久さんの「ロジカルプレゼンテーション」読み返したくなった。

書籍は2004年出版だが、お世話になったの2001年だったのでもう20年以上も前の話しなんだな(^_^;)

20代の頃の感覚が蘇る。

高田さんは、「外資コンサル.com」というコンサル会社の就職支援をされていた。(今はどうかは知らない)

僕も就職活動支援をしたいと思い、今も時折OB訪問を受けている。

大学では、ESS(英語部)のディスカッションセクションにはいり、ロジック(特に演繹法)に関しては散々叩き込まれた。

ただ、演繹法とか帰納法とか類推とか普通に生活していたら意識しないよなと思う。

当時、高田さんに言われた。

相手が自分の話しに納得できないのは、2パターンしかない。
 本当にそうなの?
 本当にそれだけ?

本当にそうなの?は縦の論理
本当にそれだけ?は横の論理

うわ!って思ったのを思い出す。

演繹法とか帰納法とか類推とか難しい説明ではなく、簡単な言葉で本質を説明される姿に羨望の眼差ししかなかった。

そして、私も受け売りだが、 就活生に伝えている(笑)

本当にそうなの?
を解消するには、3つの原因に対応する。

前提が、揃っていない
異質なものの同質化
偶然の必然化

詳細は本書にゆずるが、
こんなシンプルなことを頭に入れておくだけで、相手との対話がうまくすすむ。

そして、極め付けはこの言葉だ。

論理的であるかどうかは、相手が決める。

当たり前のことだけど、
自分が論理的と決めて話している事のなんと多いことかと思う。

その他、会議設計や資料作成のエッセンスも非常にコンパクトにまとまっていて良書。

久しぶりに読んで、20代の頃のがむしゃらに走っていた感覚が蘇ってなんか胸がキュンとなった。