子育て×哲学×社会学「この青空を、君へ」

父から息子へつなぎたい思想

「正論」もときには「暴力」となってしまうことがある

外食企業の店舗から本部に異動して
アルバイト採用の企画を担当した時

採用難の現状を分析し
原因を明らかにし
施策を考え、担当課長に説明する機会を得た

これが答えだ!
と思っていた僕は意気揚々とプレゼンした

理想と現実のギャップ
現実に対する評価
それを打開する為にすべきこと

間違いはない、確かな正論だった

しかし、担当課長の表情は険しいまま
一旦持ち帰りとなりその会は終わった。

打ち合わせ後に
先輩からフィードバックを受ける

相手の表情を見ていたか
どういう気持ちで臨んでいるか想像したか
 さっきまで会議続きだったんじゃないか
 他にも抱えている課題があるのではないか
 受け入れられない事情があるのではないか

そういった相手への共感があったか。

あなたへの期待は、店舗にいて
店舗で働く人達の気持ちがわかることだ。

その気持ちに寄り添った上で提案しないと
正論もただの暴力になる。

そのフィードバックをうけハッとした。

これだ!間違いない!
相手の為と思いながら全く共感がなかった。

自分の言いたいことだけ言っていた。

だから、君へ

正論も時には暴力になる。
まずは、相手への共感から入る。

相手の心の動きを想像しながら
言葉を届けるんだ。

この青空を、君へ