子育て×哲学×社会学「この青空を、君へ」

父から息子へつなぎたい思想

「解消」ではなく「和解」する

「人間関係が下手な人」とは、
「人とぶつかってしまう人」のことではない。
 
「人とぶつかった後に、和解できない人」であり、
「人とぶつかった後に、和解の余地を残せない人」のことである。

 
『人間を磨く』p173

また、以前読んだ本にこんなことが書いてあった。

不安は消えない。
不安を消そうとすればするほど、不安は逆に大きくなる。不安があるという状態を認めて、それでもなお「目的本位」の行動に出なさい。

予期不安に悩むなら、あえて「恐怖突入」することで、意外と大したことなかったという経験を積んでいく。そうして、不安と向き合う。

『解消』ではなく、『和解』

不安との和解

恐怖との和解

未熟な自分との和解

消し去ろうとするのではなく、それはそれとして認めて、本来自分の目的は何であったかに焦点を当てて行動する。

どうしても、自分にとって嫌なもの、苦手なもの、ネガティブなものは、「解消」したくなる。

でも、そうしようとすればするほど、それらもこう叫びだす。

「認めてくれよ!」

だから、「解消」ではなく、「和解」の方向性を模索する。

簡単なことじゃないけど、「和解」できたとき、心が定まる感覚がやってくる。