確か茂木健一郎さんの著書だったと思う。
補助線に関してこのような趣旨のことが書いてあった。
「補助線」
補助線とは、幾何学の問題で、答えを出す為にその線を引くと一気に答えが明確になる線です。
補助線は答えを出す為の助けです。
補助線は答えを出せば、回答には関係の無い線ですので消しゴムで消されます。
補助線はあくまでも「補助」であり、「主人公」ではありません。
子育てにおいては、親はかんたんに手助けしてはいけないとよくアドバイスをみる。
確かにそれはそうだと思う。
が、ただ、ただ、見守るだけで良いのかとも思う。
空海のこの言葉がとても好きだ
示す者なき時は、すなわち目前なれども見えず
説く者なき時は、すなわち心中なれども見えず
人は一人では生きられなくて、誰かの助けが必要。
見守るといっても、ただ見るだけではなく、「補助線」を引いてあげられるようにしたい。
息子の補助線になりたいとも思うし、補助線を引いてくれる尊敬できる人とたくさん出会ってほしいと願う。