子育て×哲学×社会学「この青空を、君へ」

父から息子へつなぎたい思想

5ヶ年計画を立てるか、今を積み上げるか

※2020年8月29日

昨日は、久しぶりに10歳下の後輩と会った。
今年32歳の彼は、この秋から海外でMBAを取りに行く。

わたしは国内だが、31歳の年にMBAを取るため大学院に入学した。

ちょうど同じような歳に同じような挑戦をしているのもあり、質問をされた。

未来をガチッと描いて、それを実現して今があるか、それとも都度都度ピボットしてきたのか

34歳頃までは、外食時代での教えを守り、人生の6本の柱(仕事、家庭、財産、教養、健康、趣味)に対して

5ヶ年計画
1ヶ年計画
を立てて、年末年始で振り返りと再設定を行なってきた。

割と、その範囲に収まってきていた。

ただ、2017年(39歳)から一度やめることにした。

先が読めない時代になり、その歳に結婚し、翌年に息子が生まれた。

変数が増えて、計画してもその通りにならない(^_^;)

人生の「意味」と「強度」について考えるきっかけがあり、強度(今ここ)を楽しむことに集中してみようと思った。

あれから4年作ってないことになる。

今は、少し考えが変わってる。

どちらが正しいとかどちらが間違ってるとかではなく、その時その時選択すればいいのかな。バランスかなと思うように。

そう思えたのはこの一節を読んで。

いま、君が、白いキャンバスの前に立ち、絵筆を持ち、キャンバスの目の前の一点を貫く、真っ直ぐな力強い線を引こうとする。
 
しかし、その一点だけを見つめていては、
真っ直ぐな力強い線は引けない。
 
その線を引くためには、
 
目の前の一点から遠く離れたところに、目標となる一点を定め、
 
その目標となる一点を見つめながら、
全力を込めて線を引かなければならない。
 
そのとき、目の前の一点に、
真っ直ぐな力強い線を引くことができるだろう。
 
田坂広志先生の『未来を拓く君たちへ』Kindle版No633

そして、君へ

世の中計画通りにいかないことがほとんどだ。

ただ、今を力強く生きるためには、未来のある一点を見つめる必要があるよ。