子育て×哲学×社会学「この青空を、君へ」

父から息子へつなぎたい思想

こどもに時間は存在しない②曜日感覚

昨日の続き。

先日カルロ・ロヴェッリの「時間は存在しない」を読んで感銘を受けた。

息子と接してると、こどもは単に「今」を一生懸命生きていて、「時間の流れ」など気にしてないと実感する。

著書によると時間は「存在する」ものではなく、「起こる」ものと書かれている。 他者との関係性、相互作用があったときに、時間は起こると。

晴れた日は、朝散歩を息子としてる。 平日は保育園があるので、そんなにのんびりできないが、土曜日と日曜日はコンビニで朝ごはんを買って、公園で食べてから遊ぶ。

息子はコンビニのことを「ピーしてください」と言って楽しみにしている。

セブンイレブンのイチゴジャムのコッペパンが好物だ。ちなみに何故かわたしには、つぶあんマーガリンパンを買わせる。わたしに選択権は無い(^_^;)

そのうち、平日も「ピーしてください行く」と言うようになってしまったので、土曜日と日曜日だけ行くんだよというのを理解してもらうのに曜日を教えることにした。

今日が何曜日なのかなど感覚的にわかるはずもなく最初は今日は○曜日だよと伝えていただけだったが、アンパンマンのおもちゃを使ったり、カレンダーを使ったりして、順番を覚えさせるようにした。

つまり、関係性があって初めて「曜日」という「時間の流れ」を理解するようになる。

著書のいう時間という「存在」があるのではなく、曜日と曜日の関係性があって初めて曜日は「起こる」のだなぁと実感する。

2カ月程で曜日の順番は覚えた。そして、土曜日と日曜日は保育園がお休みということも理解して、今は「ピーしてくださいは土曜日と日曜日?」と言うようになった。

まだ、曜日という感覚があるというよりは、曜日どうしの順番を覚えたに過ぎず、例えば、昨日は水曜日だというと今日は木曜日と言えるので、やはり時間は「存在」するのものではなく、関係性、相互作用の中で「起こる」ものなのだろうと思う。

息子が曜日の順番を覚えるのに使ったおもちゃをご紹介。