子育て×哲学×社会学「この青空を、君へ」

父から息子へつなぎたい思想

【参考資料】死は存在しない-最先端量子科学が示す新たな仮説-参考文献・映画・キーワードリスト

田坂広志先生の新著『死は存在しない-最先端量子科学が示す新たな仮説-』

で、紹介されている、書籍や映画やキーワードが縦横無尽すぎて、しびれたので、今後の自分の学びのためにまとめました。
読後の所感は後日

独断と偏見なので、本書から取り上げてないものもあるかと思いますが、読者のご参考になれば幸いです。

docs.google.com

スプレッドシートに書いた内容を一応ブログにも転記しておきます。

もうちょっと見栄え良くしたいなぁ。どうやったらいいのか有識者に教えて欲しい。

ページ 肩書/カテゴリ 氏名 参考文献・映画・キーワード 参考URL
第一話 P40 スェーデンの海洋学 オットー・ペテルソン 「死に臨んだとき、
私の最期の瞬間を支えてくれるものは、
この先に何があるのかという、
限りない好奇心だろう」
第一話 P40 神学者・医者 アルベルト・シュバイツァー 私にとって、死とは、モーツァルトが聴けなくなることだ
第二話 P56 ノーベル賞受賞者 物理学賞のマレー・ゲルマン
フィリップ・アンダーソン、
経済学賞のケネス・アロー
要素還元主義の限界
第二話 P71 ことわざ 這っても黒豆
「現在の科学で説明できないものは、存在しない」とする、頑迷な立場と言える。」
第五話 P120 ノーベル物理学賞 リチャード・ファインマン
一立方メートルの空間に潜むエネルギーは、世界のすべての海の水を沸騰させることができるほどの量であるとされている。
また、最新の「量子真空」の研究によれば、このエネルギーは「無限」であるとの理論も提示されている。

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第五話 P126 譬え話 波動エネルギーを波動情報として記録するとは
例えば、いま、静かな湖面の上を吹きわたる風を想像して頂きたい。この場合、風は「空気の波動」であり、それが、湖面に「水の波動」である波を生み出す。それは、言葉を換えれば、「風」という波動エネルギーの痕跡が、「湖面の波」という波動情報として「記録」されるということである。そして、湖面の上を、様々な「風」が吹きわたるならば、そのすべてが、「湖面の波」として「記録」されるだろう。
これが、現実世界(湖面の上)での「出来事」(風)を、ゼロ・ポイント・フィールド(湖面)が、「波動情報」(湖面の波)として記録するということのイメージである。
ただし、現実の風や湖面では「波動のエネルギー」が減衰してしまい、この波動の痕跡は、時間とともに消えてしまう。しかし、ゼロ・ポイント・フィールドは「量子的な場」
(QuantumField)であるため、「エネルギーの減衰」が起こらない。そのためこのフィールドに「記録」された「波動情報」は、永遠に残るのである。
第五話 P128 ノーベル物理学賞 小柴昌俊 観測施設カミオカンデで、近年、注目されるようになった「ニュートリノ

(そして、粒子加速器の発達で、その存在がようやく認められるようになった「ヒッグス粒子」も、その理論が提唱された当初は、その存在に多くの疑問が投げかけられた)
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第五話 P133 華厳経 この世界の「ホログラム的構造」、すなわち、「部分の中に、全体が宿る」という不思議な構造については、これも、昔から、古い宗教的叡智や詩人の神秘的直観が、その本質を洞察している。


一即多 多即一
第五話 P133 神秘詩人 ウィリアム・ブレイク この世界の「ホログラム的構造」、すなわち、「部分の中に、全体が宿る」という不思議な構造については、これも、昔から、古い宗教的叡智や詩人の神秘的直観が、その本質を洞察している。


一粒の砂の中に、世界を見る
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第五話 P136 米国のSF映画 『コンタクト』 https://amzn.to/3eMRswZ
第五話 P147 物理学者 ポール・デイヴィス 「時間」というものを「タイムスケープ」として取らている。 https://amzn.to/3yY1EcP
第五話 P148 映画監督 クリストファー・ノーラン インターステラー

「タイムスケープ」のイメージを見事に語った。
この映画において、俳優のアン・ハサウェイが演じる、科学者であり宇宙飛行士である主人公、アメリア・ブランドは、次の言葉を語っている。

「五次元の存在は、谷を下るように過去へ、山を登るように未来へ行ける」
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第六話 P153 英国の理論物理学 ロジャー・ペンローズ 現代の最先端脳科学の世界では、この仮説を裏づける「量子脳理論」(QuantumBrainTheory)に注目が集まっている。
「車椅子の天才科学者」と称されたスティーヴン・ホーキングと共に「ブラックホール特異点定理」を証明
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第六話 P155 医学博士 ラリー・ドッシー 『時間・空間・医療』(原題:『Space,Time&Medicine』) https://amzn.to/3TkfoH1
第七話 P174 SF映画 『her』 https://amzn.to/3VLZZkw
第八話 P197 米国ヴァージニア大学の精神科教授 イアン・スティーヴンソン 『前世を記憶する子どもたち』 https://amzn.to/3eMgV9R
第八話 P197 ジム・タッカー 『リターン・トゥ・ライフ』 https://amzn.to/3Ts0LSc
第九話 P237 曹洞宗開祖 道元 光明一元の思想
「人の心は、もとより善悪なし」
第九話 P237 浄土真宗宗祖 親鸞 光明一元の思想
「善人なおもて往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」
第一〇話 P251 ポーランドのSF作家 スタニスワフ・レム 小説『ソラリスの陽のもとに』(原題『Solaris』)

二〇世紀最高のSF作家の一人とも評されるレムのこの小説は、アンドレイ・タルコフスキー監督による旧ソ連版『惑星ソラリス』と、スティーブン・ソダーバーグ監督による米国版『ソラリス」の二つの映画が創られているほどの名作であるが、そのテーマは深遠であり、まさに、「ゼロ・ポイント・フィールド」と「我々の意識」の関係の見事なメタファー(隠喩)となっている。
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第一〇話 P255 英国の作家 オルダス・ハクスリー 『永遠の哲学』(原題『ThePerennialPhilosophy』)

キリスト教、仏教、イスラム教、ヒンズー教など、世界の様々な宗教を仔細に調べ、すべての宗教が、その教義の根底に、究極、「Oneness」(一つなるもの)を述べていることを明らかにしている。
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第一〇話 P255 思想家 ケン・ウィルバー トランスパーソナル心理学」の代表的思想家であり、近年、「インテグラル思想」を提唱

『無境界』(原題『NoBoundary』)
我々の「自我意識」が、世界の中に様々な「境界」を設け、その「境界」において、自分と他人、味方と敵、真と偽善と悪、美と醜、愛と憎などの「対立」を生み出し、そのことによって、様々な「葛藤」や「苦しみ」を生み出 していることを述べている。そして、その「自我意識」が消え、その「境界」が消えたと き、「葛藤」や「苦しみ」も消え、そこに、 「至福に満ちた世界」、 「愛一元の世界」が現れ ることを述べている。
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第一一話 P269 ノルウェーの哲学者 アルネ・ネス 「ディープ・エコロジー」の思想
「すべての生命存在は、人間と同等の価値を持つ」という考えに基づいた思想
第一一話 P269 ルース・ハリソン 『アニマル・マシーン』 https://amzn.to/3yXWopG
第一一話 P271 英国の惑星科学者 ジェームズ・ラブロック 『地球生命圈 ガイアの科学』(原題:『Gaia:A NewLookatLifeonEarth』) https://amzn.to/3VLSZnx
第一一話 P272 米国の人類学者 グレゴリー・ベイトソン 『精神の生態学』(原題『StepstoanEcologyofMind』)

「複雑なものには、命が宿る」
「心とは、生きていることの証である」
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第一一話 P276 フランスのカトリック司祭、古生物学者、地質学者 ピエール・テイヤール・ド・シャルダン 『現象としての人間』

まず、宇宙は、この地球を生み出し、進化の第一段階として、この地球上に「生物圏」(バイオスフェア)を生み出した。そして、この「生物圏」においては、生物の進化が進み、高度な知性を持つ「人間」を誕生させた。

そして、宇宙は、この進化の第二段階として、この地球上に、人間の知性や意識がさらに高度なものへと進化していく「精神圏」(ヌースフェア)を生み出し、いま、人類は、この「精神圏」において、知性と意識のさらなる進化の道を歩んでいる。
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第一一話 P277 哲学者 バールーフ・デ・スピノザ テイヤール・ド・シャルダン同様、「異端」とされながら「汎神論」を提唱

「神即自然」、すなわち「自然」のすべてに神が宿るという思想であり、ある意味で、「すべての存在に意識が宿る」という思想に他ならない。
第一一話 P279 SF文学 アーサー・C・クラーク 『二〇〇一年宇宙の旅』(原題『2001:ASpaceOdyssey』) https://amzn.to/3FgPO1B
第一一話 P285 ノーベル化学賞 イリヤ・プリゴジン 『混沌からの秩序』(原題『OrderOutofChaos』)

「システムの片隅の小さなゆらが、そのシステムの進化の未来を決めてしまう」ため、「偶然に起こる小さな変化によって、未来は大きく変わってしまう」
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第一一話 P286 オーストリア生まれの思想家 エリッヒ・ヤンツ 『自己組織化する宇宙』(原題『TheSelfOrganizingUniverse) https://amzn.to/3MRkech
第一一話 P287 SF作家 アーサー・C・クラーク 幼年期の終わり』(原題『Childhood'sEnd』) https://amzn.to/3SlPO39
第一二話 P300 宮沢賢治 春と修羅

わたくしといふ現象は
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  (あらゆる透明な幽霊の複合体)
風景やみんなといっしょに
せはしせはくしく明滅しながら
いかにもたしかにともりつづける
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第一二話 P302 法華経 如来寿量品
仏とは、永遠の生命であり、それはいたるところに存在し、くりかえしこの世に現れてくる、との思想が語られている。
第一二話 P305 ドイツ観念論哲学 ゲオルク・ヘーゲル 『歴史哲学講義』

「世界の歴史とは、世界精神が、本来の自己を、次第に知っていく過程である」
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第一二話 P309 哲学者 マルティン・ハイデッガー 存在と時間 https://amzn.to/3saM7CK
第一二話 P309 哲学者 ジャン=ポール・サルトル 存在と無 https://amzn.to/3z2zsFF
第一二話 P321 イタリア映画監督 フェデリコ・フェリーニ 『道』(LaStrada) https://amzn.to/3Ddzjlc
終話 P340 レイチェル・カーソン 沈黙の春
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