子育て×哲学×社会学「この青空を、君へ」

父から息子へつなぎたい思想

論破ではなく、相手の土俵に乗りつつ自分の主張を通す

先日奥さまに言われた

「やっぱり上手いよね。相手の言うことうなずきながら、自分の言いたいこと通すよね。私はすぐ戦っちゃうから。。。」

先日不動産管理会社と議論になり、担当者と話した時のこと。

背理法」って知っている?と妻に聞くと知らないと言う。

簡単に言うと相手の土俵に乗るけど、最後うっちゃるってことと説明。

僕は「論破」が嫌いだ。

論破は、気持ちいいかもしれないけど、信念対立しか生まない。

自分のロジックの方がより優位だという議論をしかけて勝ってもあまり意味がない。

なので、まず相手の議論(土俵)に乗る。 そして、相手の主張が正しいと仮定して、議論を進めたときに、出てくる矛盾を指摘する。その上で、矛盾を乗り越える提案にもともと持っていた自分の意見を(かなり)盛り込む。

相手は自分の論を残しつつも、私の意見を取り込むので、不愉快にはならない。

一時期(今も?)論破がブームになったけど、建設的に議論はしたいものですね。

背理法も、矛盾付いて終わりなら、論破と同じなので、互いの論をうまく融合させる仕方を考えるので、結局背理法を入り口にして、弁証法で解決するということですね。