子育て×哲学×社会学「この青空を、君へ」

父から息子へつなぎたい思想

もし、目的がなく資源が無限ならば戦略はいらない

私の会社はベンチャーなので、 常にリソースが足りない。
もっと人がいれば、
もっとお金があれば、
もっとリッチなツールが使えれば、、、
そんなことを常に思っている。

ただ、それは別にベンチャーに限ったことじゃないとも思う。
マネージャー駆け出しの頃からドラッカーのこの言葉を手帳に書いていて、定期的に見返している。

なすべきことは利用しうる資源よりも多く残る。
機会は実現のための手段よりも多い。
したがって優先順位を決定しなければ何事も成し得ない

森岡毅さんの『USJを劇的に変えた、たった一つの考え方』P97 に戦略について、以下の趣旨のことが書かれている。

なぜ、戦略は必要か
 
達成すべき目的があるから。
資源は常に不足しているから。
 
目的がないなら、戦略は必要ない。
資源が無限にあるなら、戦略は必要ない。
 
しかし、現実は、達成したい目標に対して資源は常に足りないもの。
どんな大会社でも資源は常に不足しています。
経営資源が足りない中で目的を達成するためには、限られた貴重な経営資源をどれだけ無駄なく有効に使うのか、考えて考え抜くことが必要になります。
 
考え抜いて選ぶのです。
 
選ぶことで足りるようにするのです。
 
その選択こそが戦略です。

リソースは常に足りない。
だから、
「選ぶことで、足りるようにする。」

選択と集中は大事って頭で分かってたけど、
「足りるようにする」

このことが、本質的に大事なんだな。
コロンブスの卵的な、ハッとさせれた言葉。

そして、田坂広志先生のあの言葉を思い出す。

戦略とは、「戦いを、略(はぶ)く」こと。