子育て×哲学×社会学「この青空を、君へ」

父から息子へつなぎたい思想

語尾に「よかったね」と必ずつける妻

この春卒園の息子に送ったメッセージ。 ph.nowandhere.jp 妻は、私に変に同調することもなければ、同情することもない。不思議な人と言えば、不思議な人だ。 そして、哲学的な事が好きな私の話を目をシュパシュパさせながら聞く。そして、そんな難しいことわ…

明日ありと思う心の仇桜夜半に嵐の吹かぬものかは_今日と同じ明日は約束されていない

2019年10月末に突然40度の高熱に襲われた。こんな高熱を出したのはいつ以来か記憶にないくらい。 病院に行ったが、薬をもらい様子みましょうとなり、家で休んでいたが一向に良くならない。 おかしいと思って救急相談の電話をしたが、「症状聞く限りそれ以上…

人生は自力だけで切り拓けるか

「日本人として」というテーマでもう一つ。 寺島実郎氏の「世界を知る力-日本創世編」で親鸞の自力と他力について書かれている。 少し長いが引用してみる。 「他力本願」というと、一般には、「あなたまかせ」「他人まかせ」という意味で使われることが多い…

日本人に生まれた「宿命」と「運命」

似て非なる言葉を大切にしている。 ph.nowandhere.jp その一つが「宿命」と「運命」。私の解釈として、 「宿命」は宿された命と書く。 この日本という国に、この時代に、この性別で、この親の元に生まれた。これは自分の意思では動かせない。ここに宿された…

哲学に対する誤解を解きつつ学ぶ意味を考える

少しでも哲学が身近なものになり、 多くの人が「自分で考える」という武器を手に入れられれば、 社会はもっとうまくまわるのではないか?という想いがある。 私が哲学を学ぶ理由ははっきりしている。それは、 「信念対立を乗り越えて、互いに豊かに生きる筋…

息子と朝散歩で純粋経験

2018年2月に生まれた息子。4月中旬に妻の実家にお世話になり、5月末に戻ってきた。 5月27日日曜日から息子との朝散歩が始まった。きっかけは、妻からいい刺激になるから、朝散歩に連れてってと言われて。 たしかにいい刺激になるだろうし、寝不足の妻が少し…

【2022年9月18日更新】『現代思想の冒険』の要点引用をちょっとずつ

私淑する竹田青嗣先生の著書「現代思想の冒険」 現代思想の入門書として最良とおもう。 ページは、↓文庫版のもの 現代思想の冒険 (ちくま学芸文庫)作者:竹田 青嗣筑摩書房Amazon 更新履歴 ちょっとずつ更新 2022/09/18 終章エロスとしての<世界>バタイユの…

なぜ、同じ言葉でも伝わる人と伝わらない人がいるのか

僕は、僕に見えている「青空」を伝えたいと思っている。 簡単な言葉ほど伝えるのは難しい。 「青空」という誰もがわかる言葉でも、その青さや、太陽や雲はあるのか、といったことを伝えていかないと相手には伝わない。 もっと言えば、どんなに言葉を駆使して…

生き様をどう息子に伝えるか

私の父は、私が中学3年生から大学3年までの約7年単身赴任をしていた。その間、「男は兄ちゃんだけだから、母さんと妹二人を頼むぞ」と言われた。 ただ、父は単身赴任先から毎週金曜日の夜に帰ってきて、日曜日の夜か月曜日の朝に帰っていった。そんな生活を7…

こどもの「安全基地」になることで次の挑戦を支え続ける

心理学用語で「安全基地」というものがある。 私は茂木健一郎さんの著書でこの言葉を知った。 人が挑戦し続けるには、スキルや経験があるだけでは実は足りなくて、時に失敗したり、悩んだり、挫折したりしたときに戻れる場所があることが重要なのだとか。 か…